※本記事は2016年11月2日に、当サイト管理人が個人ブログで書いた記事です。
時代背景や考え方、情報などが古くなっている可能性があります。ご容赦ください。
現地人ですら悲鳴を上げるような暑さに、なってきましたモザンビーク。
去年は車の冷房を一切使いませんでしたが、今年は暑さに負けるかもしれません。
さて、今回は、
アフリカ在住の僕がメイドを雇わない理由
について書きます。
海外でメイドを雇うのは普通?
まず、前提として
「海外、特に途上国と呼ばれる場所だと、メイドを雇うのは当たり前」
ということをお伝えしたい。
別に僕ら外国人でなくとも、例えば月給1万円程度の現地人でも、メイドを雇う。
僕の知人で郡の農業事務所に勤めていた現地人も、単身赴任中だったため、家事はメイドに任せていた。
メイドの給料は、安い。
モザンビークの地方の場合、月1,500円〜3,000円払えば、週3日以上の
掃除・洗濯(アイロンがけも)・料理をお願いできる。
また、メイドといったら女性というイメージが強いが、モザンビークでは男性のメイドも多い。
男性だと力仕事も同時に依頼できるから、助かるんだろう。
そう、海外でメイドを雇うのは至って普通。
むしろ、「あいつお金あるのになんでメイド雇わないんだ?怪しいな・・」ぐらいの感覚がある。
でも僕は、今までもこれからもメイドを雇うことはない。
その理由を、これから説明する。
僕がメイドを雇わない理由
初めに断っておく。僕はメイドを雇ったことはないが、雇っている家に住んだことはある。
つまり、反射的な拒否反応でメイドを拒絶しているのではない。
自分なりに検討した結果、メイドはいらない、と判断した。
以下、4つの理由を書いていく。
あくまで個人的な理由なので、参考程度に読んでいただきたい。
理由1:日本のメイド像と大きく異なる現実
日本人である僕は、メイドと言ったらこんな女性を想像していた。
が、残念ながら、そんなメイドはいない。モザンビークにはいなかった。
基本的に、オバちゃんメイドが多数を占める。
メイド服のようなユニフォームは着ない。
布を腰に巻いて、準備完了。そこに夢や希望はない。
この、日本人にはショックな現実が、メイドを雇わない理由の一つだ。
理由2:泥棒を家に入れてどうする?
メイドは家の中を物色できる、ということを忘れてはいけない。
そう、彼女らはときに泥棒と化する。
僕の居候先でも、メイドによる盗みがあった。
被害者は僕だ。
予備のシャンプーを使おうと思ったら、やけに軽い。中を見ると、既に3分の1の容量しか残っていない。
・自然に蒸発した
・買った時の時点でその容量だった
・居候先の日本人が勝手に使った
と、できるだけ他の可能性を探った。
が、そう考えている間に砂糖や塩が激減している実態を発見し「犯人はメイドだ」ということになった。
少々の盗みぐらい、気にするなよ。
そういうスタンスの人はいい。こっちでメイドを雇っても大丈夫なタイプだ。
僕は無理だ。疑わしい人が家の中にいるのは、ストレスになる。
理由3:家なのにくつろげない
メイドを雇ったら、日中彼女たちが家にいることになる。
自宅で仕事をすることの多い僕にとって、それはあまり居心地のいいものではない。
例えば今、僕はパンツ一丁でこの文章を書いている。
暑すぎる、でもクーラーは電気代かかるから使いたくない→ズボンを脱ごう
という流れだ。
メイドがいたら、この作戦も使えない。
また、作業に集中し始めた時に
「すみません、ちょっとお金が必要なのですが、〇〇メティカル貸していただけないでしょうか?」
などとお願いされたら困る。
家の中で常に他人の存在を感じることは、僕にとってストレスだ。
理由4:家事のできる男性、素敵やん
上の写真は、6年前、僕がモザンビークで一人暮らしを始めた際に作った料理だ。
トリ1羽を丸ごと焼き、炒めた玉ねぎを添えた料理。
トリは中身に全然火が通っていなかった。
このレベルの料理しか作れなかった自分だが、
メイドに頼らず、家事を自分でこなしてきた結果、今ではある程度美味しい料理が作れる。
掃除・洗濯も、まあ合格点だろう(自己評価で)。
メイドを雇えば、家事の負担が無くなって生活が楽になる。
その一方、せっかくの家事を学ぶ機会を、放棄している。
あなたが一生、家事を夫なり妻なりメイドなりに任せて生を全うできるのなら、何も問題ない。
ただ、例えば妻が風邪を引いたとか、メイド恐怖症(強盗を呼び寄せた、とかで)になった時、どうするのか?
生活の土台中の土台である、家事。これは学んでおいて損はない。
家族が日本へ帰った今、掃除・洗濯(手洗い)・料理は全て僕の担当だ。
大丈夫、時間はある。
この暑さだ、洗濯物もすぐに乾く。
おわりに
いかがでしたか?
念のため断っておきますが、今回の記事は
「メイドは雇わないほうがいい」と伝えたいわけではなく、
僕はこんな理由で雇わないことにしてるよ、と意見を提供しているだけです。
実際、雇うことのメリットもたくさんありますので。
それではまた!
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