2024年4月に、知人の松井梓さんがモザンビーク島の共生文化に関する書籍を出版。
知人の出版物&何度となく行ったモザンビーク島に関する本ということで、非常に楽しみながら読むことができた。
モザンビークと関係のある日本人にはぜひ読んでほしいと思っているので、微力ながら宣伝部隊の一員として記事を書いておく。
本の概要
以下は目次の引用。書籍で触れている内容がざっくりと理解できる。
【目次】
引用:海と路地のリズム、女たち
はじめに 変転する関係を「感じる」
序章 繋がることと切り離すこと
第一章 モザンビーク島という舞台―環境、歴史、社会、女性
第二章 居住空間の形成史、空間の特徴と近所づきあいのリズム
第三章 海がもたらす時間性―変動と確実性のリズム
第四章 誰と住まい、誰と食べるか―住居内での食のやり取り
第五章 濃密な関わりあいとその変転―親密さと摩擦を行き来する
第六章 ゴシップの渦中で共在する
終章 受け流すこと、委ねすぎないこと
私なりの理解でこの本の概要をまとめると、以下のような感じだ。
- モザンビーク島というモザンビーク国内でも独特の文化を築いてきた場所が舞台→そこの人間文化もやはり独特だった
- 近所付き合いと食のやり取りの密接なつながり→外部の人間には理解しにくい暗黙知・共通理解で成り立つ人間関係
- 濃いようで薄い、いややっぱり濃いと思わされる人間関係→「切断と接続」「曖昧さを許容する寛容さ」これらのキーワードが頭に残った
感想→実際に読んだ人から集めたい
自分の感想もあるものの、それは著者に直接ぶつけたい(とこっそり思っている)。
そこで、実際に読んだ人、かつ感想を発信してもいい人を探そうと思う。まずは購入済みの知人複数名へあたってみる。
有志が1人も出ない場合は、自分で書きます。
モザンビークのディープな世界に触れてみたい人に一読をおすすめする
個人的には、モザンビークを知っている人、知らない人それぞれの楽しみ方がある本だと思っている。
が、ひょっとしたらモザンビークに関する前提知識がないと、イメージしづらい箇所もあるかもしれない。その場合は松井さんか私に聞いてみるといい。きっとアツく語ってくれる(はず)。
読んだ人と感想を共有し合いたい、そう思わせてくれた本。