モザンビーク 長期滞在 注意点

コラム

モザンビーク滞在で気をつけたい3つのこと 〜長期滞在編〜

どうもやんびーです。今回は

モザンビーク滞在で気をつけたい3つのこと 〜長期滞在編〜

について書いていきます! 

モザンビーク長期滞在で気をつけたい3つのこと

1位:交通事故

僕が一番恐れているもの、それが交通事故です。

モザンビークではとにかく交通事故が多い。

ニュースに必ず出てきますし、国道を走っている時の事故車遭遇率の高さといったら

ルノアールでマルチ商法を勧誘している人を見かける頻度

ぐらい高いです。

ちなみにルノアールでのオススメは、モーニングセットCです。
飲み物に150円加えるだけで、サンドイッチ、ゆで卵、スープがついてきます(なんてお得なんだ……)。

話を戻します。

交通事故の恐いところは以下の2点。

(1)死ぬ確率が高い
(2)こちらがいくら気をつけても不可避な時がある 

1. 死ぬ確率が高い

日本人がモザンビークで暮らす場合、一番死の危険性があるのが交通事故だと思います。

悪路をガンガン走ってメンテナンスもいい加減、車が動かなくなったら修理すればいい。そんな感じで運転している人が大半なので、突然タイヤが破裂して……といった出来事がしょっちゅう起こります。

自分で運転している場合は速度調整できますが、現地の人が運転している場合はスピードを出す人が多いので危険です。

乗り合いバンや高速バスの死亡事故は、1日に1回ぐらいモザンビークのどこかで起こっているんじゃないでしょうか?それくらい頻度の高いものです。

2. こちらがいくら気をつけても不可避な時がある

交通事故の絶望的なところがこれです。

たとえ自分が運転ルールをしっかり守り、法定速度に従った走行をしても

対向車線からタイヤのバーストしたトラックが、100km/h超えでぶつかってきたら不可避です。

また、僕の住む街はバイクが大量に走っており、彼らは交通ルールを全く知りません。縦横無尽に車の間を縫って走行してきます。

そんなバイクと接触事故を起こすのは珍しいことではなく、日々の1コマとしてバイク事故を見かけます。 

2位:病気

定番中の定番ですが、やはり病気は恐いものです。理由は2つ。

(1)医療環境が悪い
(2)命を脅かす病気がある

1. 医療環境が悪い

日本と比べるまでもなく、医療環境は悪いです。

公立病院か呪術師のどちらに治療を依頼するか悩む人がいる

ぐらい、特に地方へ行くと現代医療が市民へ行き届いていない状態です。

私立病院であれば、ある程度まともな治療は受けられます。料金は高めですが。

昔、現地の私立病院に入院した協力隊員がいました。
僕と知人の日本人が夜ご飯を食べていたら電話が来て

「身体が動かないので助けてください……」とのこと。

急いで知人と協力隊の家へ行ってみると、トイレで倒れている協力隊員が。

自然治癒しそうではなかったので、私立病院へ連れていき入院コースへ。

僕はその時、初めて居住都市で一番と言われている私立病院を訪れたのですが、「え!?ここがナンバーワン病院?オンリーワン病院の間違いでは?」と唸ってしまいました。

それ以降、僕はとにかく病気には罹らないように予防しています。

2. 命を脅かす病気がある

モザンビークで危険な病気といったら、マラリアと狂犬病でしょうか。

この2つは比較的遭遇率が高いため、対策したほうがいいです。

マラリア対策

一般的なのは予防薬による対策です。

メフロキンやマラロンが予防薬として推奨されています。

参考
マラリア予防薬|マラロン|海外勤務情報
マラリア予防薬|マラロン|海外勤務情報

japantravelclinic.com

モザンビークの地方都市だと入手困難なので、入手経路を事前に見つけておくことをオススメします。

今はわかりませんが、一昔前は隣国の南アフリカから取り寄せる方法が一般的でした。めちゃくちゃ割高ですが。

マラリアはハマダラカという蚊のメスに刺されることで伝染します。
なので、一番の対策は「蚊に刺されないこと」でしょう。

ハマダラカの活動が活発になる夜の時間帯は、虫除けスプレーを使いましょう。

虫除けスプレーには『ディート』という成分が含まれており、その濃度によって持続時間が変わります。濃度12%で6時間程度、30%で8時間程度の効力とのこと。

参考
蚊の虫よけ剤、濃度で違う プロが教える賢い使い分け - 日本経済新聞
蚊の虫よけ剤、濃度で違う プロが教える賢い使い分け - 日本経済新聞

www.nikkei.com

寝る時に蚊帳を使うのも有効です。

蚊帳の中には防虫剤が練り込まれた商品もあるので、入手可能であればそれを使用してみてはいかがでしょうか。

狂犬病

感染後の死亡率がほぼ100%という、とても恐ろしい病気です。
現地で気をつけていただきたいのが

野良動物との接触です。

狂犬病の感染経路は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコ、コウモリといった野生動物です。
彼らに咬まれたり引っ掻かれたりすると、傷口からウイルスが侵入する可能性があります。

モザンビークでは、政府機関がイヌやネコへの予防接種を実施しています。

が、農村だと予防接種を受けていない飼いイヌや野良ネコなどがいるため、できるだけ動物との接触は避けるのが吉です。

もしモザンビークで動物に咬まれたり引っ掻かれたりしたら、まず傷口を流水と石鹸で洗い、その後すぐに医療機関へ行ってください

医療機関で狂犬病ワクチンを接種すれば、発症を防げる可能性があります。

参考
狂犬病
狂犬病

www.forth.go.jp

3位:呪い

……ふざけてる、そう思いましたか?

おそらく、今モザンビークに住んでいる日本人でも、大半は経験したことが無いと思います。

ですが、呪いの文化は確実にモザンビークに存在し、現地の文化に深く浸透しているんです。

長期滞在すると、あなたは呪いの世界に触れる

アフリカでは今でも呪術が強く信じられており、人々の生活に密接に関わっています。

アルビノ狩りをご存知でしょうか?

アルビノとは先天性色素欠乏症に罹った人たちのことで、皮膚や髪の毛が白くなる症状を抱えています。

そのアルビノの人たちの身体が、アフリカでは高額な値段で売買されているんです。昔の話ではなく現在進行系で、です。

参考
現代の悲劇「アルビノ狩り」を知っていますか 異色作家が小説の中で伝えたかったこと | 読書 | 東洋経済オンライン
現代の悲劇「アルビノ狩り」を知っていますか 異色作家が小説の中で伝えたかったこと | 読書 | 東洋経済オンライン

toyokeizai.net

なぜそんな非人道的なことが起こっているのか?
実は、アルビノには富をもたらしたり病気を治す効果があると信じられているんです。

アルビノの身体の一部が呪術の儀式に使われています

恐ろしいことにモザンビークはアルビノ狩りの多発地域として有名で、マラウイと接しているTete州では、アルビノの臓器売買を行う巨大市場が存在すると指摘されています。

参考
モザンビークでまた「アルビノ狩り」 17歳少年、脳まで奪われる  写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
モザンビークでまた「アルビノ狩り」 17歳少年、脳まで奪われる  写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

www.afpbb.com

呪術の話は書くことが山ほどあるので、また別の記事で取り上げて書いていきます。

実際に呪術師の元へ洗礼の儀式に行ったこともあります↓

モザンビーク 呪術

話は少しズレますが、先日興味深いニュースがありました。

プーチン退治を目指す霊媒師が掻き立てる地方の「怒り」|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
プーチン退治を目指す霊媒師が掻き立てる地方の「怒り」|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

www.newsweekjapan.jp

ロシアでも呪術が根強く信じられているようですね。

終わりに

記事後半、呪術に引っ張られた感が否めませんがいかがでしたか?

繰り返します。モザンビークの長期滞在の注意点は、

①交通事故 ②病気 ③呪術

の3点です。

これらを念頭に置いて、楽しいモザンビークライフを送りましょう♪

↓モザンビーク短期滞在編はこちら↓

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sobre-mozambique.com

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アフリカのモザンビークでモリンガ事業を営んでいる日本人です| 青年海外協力隊→開発コンサルタント→起業 (※すべてモザンビークでの経験)|ポルトガル語の通訳・翻訳、モザンビーク関連のコンサルティングサービスも提供しています。まずは気軽にお問い合わせください♪| サービス一覧

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