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モザンビーク教育現場で「大量落第」の衝撃|政府と教員組合が責任の押し付け合い、背景に根深い構造問題

Moçambique: Quem tem a culpa das reprovações em massa? – DW – 06/01/2026
Moçambique: Quem tem a culpa das reprovações em massa? – DW – 06/01/2026

www.dw.com

DW(Deutsche Welle)より。

モザンビークでは1月30日の新学期開始を目前に控え、全国の教育現場で「大量落第」が発生し、大きな波紋を広げています。

特にケリマネのフィリペ・ニュシ中等学校では、10年生の合格者がわずか3名にとどまるという衝撃的な結果が報告されました。

保護者からは「名前すら書けないまま卒業する生徒がいる」との嘆きも聞かれ、長年の教育投資が見合っていないことへの不満が爆発しています。

この事態に対し、政府(教育省)は教員の指導力不足を糾弾していますが、教員側はこれを真っ向から否定しています。

教員組合によれば、これまで省の指示で黙認されてきた「試験中の不正(答えを教える行為)」を教員側が拒否した結果、生徒の実力が露呈したに過ぎないと主張しています。

長年隠蔽されてきた教育の質の低下が、今回の大量落第によって白日の下に晒された形です。

記事のポイント

1)新学期を前に、モザンビーク各地の中等学校(特に9〜12年生)で大量の留年者が発生しており、ある学校では合格者が極少人数という異常事態に陥っている。

2)教育省は教員を非難しているが、教員組合側は「これまで省の指示で行っていた試験回答の漏洩(不正な救済)を拒否した正しい結果」であり、準備不足のカリキュラム改定こそが原因だと反論している。

3)教育省は夜間学級を廃止し遠隔教育への移行を進めているが、保護者からは「対面ですらこの惨状なのに、遠隔教育になれば識字率低下に拍車がかかる」と懸念の声が上がっている。

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サイト管理人:やんび〜

アフリカのモザンビークでモリンガ事業を営んでいる日本人です| 青年海外協力隊→開発コンサルタント→起業 (※すべてモザンビークでの経験)|ポルトガル語の通訳・翻訳、モザンビーク関連のコンサルティングサービスも提供しています。まずは気軽にお問い合わせください♪| サービス一覧

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