モザンビークでの生活にはコツがいる、と思う(その1)

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モザンビークでの生活にはコツがいる、と思う(その1)

最近のモザンビークニュースで、こんなのがありました。

警察官は低賃金なので、すぐこういうことをします。

犯罪グループの仲間が警察官、というケースも耳にするので、こっちで警官を信用するのは、危険です。

さて、今回は

モザンビークで暮らすにはコツがいる、よね?

という思いについて書きます。

まさか、正攻法で暮らせると思ってないか?

『真実はいつも1つ』

そのセリフを耳にしながら子供時代を過ごした僕ですが、

大人になって、モザンビークに住み始めて、

真実なんか追わなくていいから、その場を凌げる答えを探せ!

と思うようになりました。

モザンビークでは、正しい情報を入手することが非常に難しい。

例えば、移民局に労働ビザの申請方法を聞くとします。

するとあら不思議。

職員によって、回答が違う。

全員間違った情報を言ってくることもあるので、注意してください。

人からの情報に振り回された末、ようやく正しい情報にたどり着くこと、よくあります。

ほかには、

正式な手続きでは、いつまで経っても進まない

ということも。

これ、言っている意味、わかりますか?

場合によっては、賄賂を渡さないと職員が手続きを進めないこともあるってことです。

自動車学校が典型的な例。

賄賂を渡さないと、運転講習の順番が回ってこなかったり、試験で満点をとっても不合格になったりします。

試験で正解にたどり着いても、免許取得というゴールにはたどり着けない。

そんな無茶苦茶な世界が、日常を取り巻く。それがモザンビークの生活です。

こうした世界では真実を追求するより、

どうしたら問題解決できるか?

を意識して生きたほうがいい。

問題解決への選択肢、日本にいたときより確実に増えました。

モザンビークで暮らすなら、固定観念を持つのはやめましょう。

誰かが助けてくれる、では危険ですよ 

モザンビークでは、日本人だとあり得ないことが起こります。

そんなとき、

助けてください! 

と、昔流行った映画のようなセリフを叫んでも、無駄です。

たしかに、時には助けてくれることもあります。

僕もボランティア時代、路上でバイクが故障した際、知人に家まで数kmバイクを運んでもらったことがあります。

が、その優しさを常に期待しちゃいけない。

例を挙げます。

事故にあって可哀想、ケガして可哀想、

そうした気持ちを微塵も感じさせない行動、取れるんですよね多くの人が。

僕の経験談でいったら、警察官とのやり取りがあります。

車を盗まれた時、

こっちが被害者なのに、金を搾ろうとしてくる 

ではありませんか。

盗まれた直後だったので、さすがに落ち込んでいた。

そんな中、彼らは容赦なく弱みにつけこんできました。

「俺が見つけてやるから安心しろ。調査費として○○メティカイスが必要だけどな。」

あの警察官たちとのやり取りは、確実に僕の心を鍛えてくれたと思う。

助けを求めることを否定しているわけではありません。

ただ、『助けがなくてもなんとかする』気持ちは常に持ったほうがいい、そう思います。

日本のコンクリート・ジャングルに負けないジャングルが、

こっちにもあるということです。

続き

続編の「モザンビークでの生活にはコツがいる、と思う(その2)」もおすすめです!

モザンビークでの生活にはコツがいる、と思う(その2)
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アフリカのモザンビークでモリンガ事業を営んでいる日本人です| 青年海外協力隊→開発コンサルタント→起業 (※すべてモザンビークでの経験)|ポルトガル語の通訳・翻訳、モザンビーク関連のコンサルティングサービスも提供しています。まずは気軽にお問い合わせください♪| サービス一覧

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